2020年3月21日土曜日

陰陽師 陰陽五行説 まとめ 青春 五行 兵法 五臓六腑

株価下落とか経済活動の低下に水星の逆行が西洋占星術で重要な意味を持つということで占いが少し気になっていた。
陰陽師というドラマがはじまるらしい。京都の晴明神社と関係のある平安時代の安倍晴明が操っていた陰陽道とはどんな占い方法なのだろうか。動画、サイトを少し調べてみた。

陰陽五行説に基づき地相、暦、病理の対応に使える西洋文化が入るまで多用途の
公式易術、実用学問のとして役に立っていたようだ。

陰陽五行説は中国では戦国時代と呼ばれる時代の紀元前200数十年の頃に鄒衍(すうえん)が五行説を唱えたことが史記に記されているらしい。日本へは数百年後の飛鳥時代の前後に伝えられたとある。

陰陽五行説を基に日本の隣国で広まっている四柱推命、 日本では大正期に九星気学に発展したとある。
五行説
世の中の万物は「木」「火」「土」「金」「水」の5つに分類される要素で構成
されている。
5つの要素を頂点に星型を描き順方向には「相生」の作用、対立する方向へは
「相克」の作用をもたらす。
このような考え方で物事の次の段階や対応方法、相性の良し悪しを判断する。


相生
木は燃えて火を促す。火は燃えて灰になり土に還る。土の中に金が埋まる。
金に凝結して水を生じる。水で木が育つ。という循環する作用をなす。

相克
木は土に刺さり根を張り吸い取り痩せさせる。火は金を溶かす。土は水を吸いまた堤防により制する。金は木を切る。水は火を消す。
ような逆作用の働きをすることをいう。

その他の作用 比和、相乗、相侮
比和は同じもので相性いい。
相侮は相克の相手先が強すぎて作用元が少なすぎる状態により逆相克になる。
相乗は相克の作用元が強すぎて相手先を完全に断ってしまうこと。

五行説の分類
五時、五色、五方、五常、五穀、五臓、五腑、五獣など多くの項目の分類が対応する。
十干、九星、十二支、五官、五果、五菜、五塵など多数の分類もある。

五行説の分類の詳細
五時は春、夏、長夏、秋、冬の5つ。
五色は青緑、赤朱、黄茶、金銀白、黒玄の5つ。水が黒になるのは深海を見るため
だそうだ。
五方は東、南、中、西、北の5つ。
五常は仁、礼、信、義、智の5つ。
五穀は胡麻、麦、米、黍(きび)、大豆の5つ。
五臓は、肝、心、脾、肺、腎の5つ。
五腑は、胆、小腸、胃、大腸、膀胱の5つ。
五獣は、青竜、朱雀、麒麟、白虎、玄武の5つ。
それそれ割り振られている。こんなのはときどき目にする。

応用例
肝心、青春、白秋、朱夏、玄冬、土用の丑、青竜泉、朱雀門、白虎隊、玄武岩、五臓六腑、羽黒山などの言葉はこの分類から成り立つ。

兵法では兵形象水「兵形は水に象る(かたどる)」の章では水のように自然の理により形を変えて臨機応変に行動、実を避けて虚を撃つ、つまりまともに張り合わない。五行無常勝、五行は相克して常勝はしないものに例えて教えている。戦国武将武田信玄の風林火山でも守りと攻めは戦い方を徹底して陰、陽を使い分けていたことなどに応用されていたというような話は面白い。

結論
水星の逆行にはたどり着かなかった。しかし、風水や気学易占いの理解の助けになりそうだ。




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